最近はすっかり秋めいてきて、朝夕は寒くなってきていますね。皆様、体調を崩されてたりしませんでしょうか。季節の変わり目、ご注意下さい。

日本では、昨年の消費税増税のタイミングで、いわゆる「キャッシュレス決済」の導入が進みました。私も、沢山の事業者様向けに導入のご支援をさせていただきました。

キャッシュレス決済のご支援ニーズは、これからも増えていくと思うのですが、先日、その流れに拍車をかけるような記事が出てきました。

日銀がデジタル通貨実験 「21年度の早い時期に」

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64821650Z01C20A0MM8000/?n_cid=NMAIL007_20201009_Y

法定通貨のデジタル化の実験ということで、いよいよこういう時代になってきたんだなぁ、と思います。

複数の実験段階を想定しており、日銀法という法律の改正も必要になると言うことで、実用化までのハードルはまだまだ高いと思われますが、世界各国でデジタル通貨の実用化が「競争」のテーマになっているということですね。日本も新政権に交代してから、デジタル化の機運が中央省庁を中心に高まっておりますので、こういった動きが加速されるのでは、と思います。

今までの現金と異なる点は、現在のキャッシュレス決済と同様に、利用履歴が確認出来る様になる点と、事業者様側に受け入れるための機器・設備が必要になると言う点でしょうか。決済用の端末はもとより、ネットワーク設備なども、信頼性の高いものが必要になるでしょうし、バックアップ回線などの準備が必要になるかもしれません。現在のキャッシュレス決済のように、システムトラブルで決済が出来ないという状態は、法定通貨の場合には許されないでしょう。システムトラブルが原因で企業が不渡りを出すなんていうことはあってはならないですよね。現金の様に物理的に受け取るだけで良いモノから、物理的な実体が無いデジタルデータになるということは、私が想像する以上に、生活に変化をもたらす様な気がします。

どのような仕様でデジタル通貨が出てくるのか、今後も注目をしていきたいと思います。


先日購入したアナログ電話です。ものすごいクラシック。本文とはなんの関係もありません。

自分向け読書ログ。

池井戸潤著 「架空通貨」

養老孟司、伊集院光著 「世間とズレちゃうのはしょうがない」

久しぶりにフィクション作品を読みましたが、やっぱり池井戸潤さんの作品はすごいなぁ、と思います。

「地域通貨」の勉強を少しした後に読んだので、なるほど地域にはこんな影響があるのか、、、と、とても勉強になりました。

養老さんと伊集院さんの著書は、話題のようですね。対話形式なので、とても読みやすいです。