セレンディピティ

先日、六本木にある商業施設(高いタワーです)に行ったときの話です。
私は、そこで無料で配布されている小冊子が好きで、新しい物が発行されていると、必ず頂いて帰ります。

小冊子が置かれているラックに目をやると、見たことの無い表紙だったので、どうやら新刊です。ほくほくとしながら、一冊手に取り、リュックサックの中に入れました。
その後移動して、作業場所である某シアトル系の珈琲店で、ほくほくとしながら小冊子を読みます。


基本、セレブな場所六本木で配布されている小冊子なので、私には縁の無いラグジュアリーな記事が多いのですが、自分の知らない未知の世界を知るのはいつでも興味深く、楽しいことです。

そんな風に楽しみながら読み進めていると、書評のコラムがありました。

そこに書かれていた、書籍の引用文は、シンプルな飾らない言葉で、真っ直ぐな表現。的をとらえるとはまさにこのこと。私が漠然といつも考えていることを、きっぱりとした口調で意見を述べるその文章。
少しばかりショックを受けるとともに、底知れぬ知性を感じたのでした。
その後、その書籍の作家様のことを調べ、丸善に向かったのは言うまでもありません。


このような出会いがあると、今までその作家様のことを知らなかったことの少しの後悔と、まだこんな作家様がいたんだ、という発見の嬉しさがないまぜになります。

そしてなによりも、その作家様の存在を知らせてくれた書評の存在、書評を書かれた筆者の方、さらには小冊子を発行している編集者の方々、発行元企業様に感謝の念を抱きます。

思いがけない出会い、セレンディピティに感謝します。これだから、小冊子を貰うのはやめられません。
いつもほくほくとさせて頂き、ありがとうございます。